板倉大地
高速道路で車を急に減速し、後続車2台に衝突事故を起こさせて運転手2人に軽傷を負わせたとして、福岡県警は10日、住所、職業不詳の柴山和希容疑者(25)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕し、発表した。「何も言えません」と黙秘しているという。
県警によると、柴山容疑者は1月30日午前5時45分ごろ、北九州市門司区吉志の九州道下り線の追い越し車線で乗用車を運転中、後続の大型トラックの通行を妨害しようと急に減速し、大型トラックを急停止させ、後続の別の大型トラックと衝突する事故を起こさせた疑いがある。後続車2台をそれぞれ運転していた大分県佐伯市と福岡県春日市の男性2人(ともに40代)は首や腰に軽いけがをした。
現場は片側2車線のゆるやかな右カーブ。柴山容疑者は走り去ったが、防犯カメラの映像などから特定されたという。(板倉大地)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル